「書き方」と言うよりは「原稿用紙の書き方」です。
小説はこう書くべき! と強制するものではありません。最低限のルールを守って自分なりの書き方を身につけましょうヾ(´ω`=´ω`)ノ
語彙について
ある人は、本を読んでいて「この表現は使ってみたい!」と思った文章をメモ帳に記して溜めていくそうです。またある人は、国語辞書・漢和辞書を片手に書いていくそうです。また、小説を読んだり映画を観たりするのも語彙を増やすのにはいいとか。いずれにしても、待っていてもレベルアップはできないので自分で行動することが大切です。
① 三点リーダについて
「……花見?」という台詞の「……」の部分のことを指します。「・・・」を使う方もいるでしょうが、三人見直しで赤を入れられる点なので、直していきましょう。
また、上の台詞にもあるように、三点リーダは単独で使うことは滅多にありません。「……」と二つ繋げて使います。長い沈黙などを表す場合には「…………」と三つ以上繋げて使う場合もあります。使う場合には「……」と二つセットが無難。どうしても単独で使いたい! というこだわりがあるのなら、三人見直しで赤が入っても強行してください。
② 「――」について
三点リーダと同じく、二つ繋げて使います。伸ばす分には問題はないでしょうが、減らすのは多分アウトです。
③ 台詞などの最後につく句読点
「君が決めるんだ。」など、台詞の閉じカギカッコの直前にある「。」のことです。小説を読んでいれば大体わかるでしょうが、「。」のない小説の方が多いです。(極稀に例外もあります。)
自分はないと落ち着かない! いやだ! という方はやはり三人見直しで赤を入れられようがその自分なりのスタイルを貫いてください。ただし、付ける・付けないは統一しましょう。
④ 「!」「?」後の空白
「なんで? どうして?」 この例のように、文庫本でも「!」「?」の後には全角の空白を入れましょう。
書く時にはWordの「ツール」→「オプション」で、編集記号が表示されるようにすると便利です。
⑤ 段落の始めについて
いざ小説を書いている時に思うことはありませんか? 普段読んでいる小説では、会話の後の行で段落が下りているのかそうでないのか……。
例えば、
「うわー、べたべたするよ」
「え、それべたべたするんすか」
そう言いながら彼女は袋から中身を取り出した。
このように台詞の後にある地の文は一スペース空けてから書かれています。会話の後にも新しい地の文を書く時には一スペース空けて書くのがルールです。
「わー! このプリンすっごく美味しい!」
「へえ、ちょっと食べさせてよ」
屈託なく笑う彼女に、一口貰おうと手を伸ばすと素早くプリンを隠された。
「だめだよ! これ私のなんだから……」
また、上の文のようにセリフとセリフの間に字が挟まっている時も同じです。
⑥ ルビのふり方
まずWordを開き、ルビをふりたい文字列をドラッグします。そして上の方にある「書式」をクリックし、「拡張書式」を選択。「ルビ」という項目があるのでクリック。するとルビがふれるようになるので、自分の好きなようにふってください。
なお、ルビをふったその瞬間に行間がビャッと広がります。しかし慌ててはいけません。行間を直したいところをドラッグしてから上の方の「書式」をクリックし、「段落」ボタンをクリックします。「インデントと行間隔」の「行間」のところの「一行」となっているところを「固定値」に直し、「間隔」のところを「15.4pt」にします。
説明でピンと来ない・不安な場合は誰かにやってもらいましょう。
⑦ 文字の色・フォントは変えない。
色は黒限定。フォントはMS明朝で9.5のみ。そうじゃないとおかしくなってしまうので、パソコンから未界書式を持っていった人はいじらないでください。
※ごくたまに、自宅のパソコンで開いたら10.5になっていて気付かず提出してしまう、ということがありますので立ち上げた時には9.5であることを確認するようにしましょう。
⑧ 「!!」「!?」の作り方
今は横書きなので容易にできますが、未界では縦書きなのでちょっと作業が増えます。まずは全力で!や?を複数打ち込みます。次に打ち込んだ!や?たちをドラッグし、上の方の「書式」から「拡張書式」を経由して「縦中横」をクリックします。すると、!!が!!に変身してくれるのです。
ただ、!や?を重ねるのは見た目的に二つが限度です。
※vista使用者のみなさんへ
持っていった未界書式をvistaで使うと何とも訳のわからない状態になってしまう恐れがあります。vistaで書いたWordの原稿を「2003・98形式で保存」にしましょう。
あるいはメモ帳に書いた原稿を部室に持ってきて、部室内のパソコンにある未界書式に貼り付けて「名前をつけて保存」でもOK
※Kingsoft Writer使用者の皆さんへ
Kingsoft WriterはWordと互換性がありますが、⑧にある「拡張書式」「縦中横」が存在しないため、部室内パソコンで作業することをオススメします。
※一太郎の使用禁止
一太郎で執筆した文章を未界書式に貼り付けている人がいますが、ページ数に狂いが生じますのでやめましょう。
最後に
新入生が初めて出した作品は合評会での合評対象となります。
よろしくお願いします。
小説はこう書くべき! と強制するものではありません。最低限のルールを守って自分なりの書き方を身につけましょうヾ(´ω`=´ω`)ノ
語彙について
ある人は、本を読んでいて「この表現は使ってみたい!」と思った文章をメモ帳に記して溜めていくそうです。またある人は、国語辞書・漢和辞書を片手に書いていくそうです。また、小説を読んだり映画を観たりするのも語彙を増やすのにはいいとか。いずれにしても、待っていてもレベルアップはできないので自分で行動することが大切です。
① 三点リーダについて
「……花見?」という台詞の「……」の部分のことを指します。「・・・」を使う方もいるでしょうが、三人見直しで赤を入れられる点なので、直していきましょう。
また、上の台詞にもあるように、三点リーダは単独で使うことは滅多にありません。「……」と二つ繋げて使います。長い沈黙などを表す場合には「…………」と三つ以上繋げて使う場合もあります。使う場合には「……」と二つセットが無難。どうしても単独で使いたい! というこだわりがあるのなら、三人見直しで赤が入っても強行してください。
② 「――」について
三点リーダと同じく、二つ繋げて使います。伸ばす分には問題はないでしょうが、減らすのは多分アウトです。
③ 台詞などの最後につく句読点
「君が決めるんだ。」など、台詞の閉じカギカッコの直前にある「。」のことです。小説を読んでいれば大体わかるでしょうが、「。」のない小説の方が多いです。(極稀に例外もあります。)
自分はないと落ち着かない! いやだ! という方はやはり三人見直しで赤を入れられようがその自分なりのスタイルを貫いてください。ただし、付ける・付けないは統一しましょう。
④ 「!」「?」後の空白
「なんで? どうして?」 この例のように、文庫本でも「!」「?」の後には全角の空白を入れましょう。
書く時にはWordの「ツール」→「オプション」で、編集記号が表示されるようにすると便利です。
⑤ 段落の始めについて
いざ小説を書いている時に思うことはありませんか? 普段読んでいる小説では、会話の後の行で段落が下りているのかそうでないのか……。
例えば、
「うわー、べたべたするよ」
「え、それべたべたするんすか」
そう言いながら彼女は袋から中身を取り出した。
このように台詞の後にある地の文は一スペース空けてから書かれています。会話の後にも新しい地の文を書く時には一スペース空けて書くのがルールです。
「わー! このプリンすっごく美味しい!」
「へえ、ちょっと食べさせてよ」
屈託なく笑う彼女に、一口貰おうと手を伸ばすと素早くプリンを隠された。
「だめだよ! これ私のなんだから……」
また、上の文のようにセリフとセリフの間に字が挟まっている時も同じです。
⑥ ルビのふり方
まずWordを開き、ルビをふりたい文字列をドラッグします。そして上の方にある「書式」をクリックし、「拡張書式」を選択。「ルビ」という項目があるのでクリック。するとルビがふれるようになるので、自分の好きなようにふってください。
なお、ルビをふったその瞬間に行間がビャッと広がります。しかし慌ててはいけません。行間を直したいところをドラッグしてから上の方の「書式」をクリックし、「段落」ボタンをクリックします。「インデントと行間隔」の「行間」のところの「一行」となっているところを「固定値」に直し、「間隔」のところを「15.4pt」にします。
説明でピンと来ない・不安な場合は誰かにやってもらいましょう。
⑦ 文字の色・フォントは変えない。
色は黒限定。フォントはMS明朝で9.5のみ。そうじゃないとおかしくなってしまうので、パソコンから未界書式を持っていった人はいじらないでください。
※ごくたまに、自宅のパソコンで開いたら10.5になっていて気付かず提出してしまう、ということがありますので立ち上げた時には9.5であることを確認するようにしましょう。
⑧ 「!!」「!?」の作り方
今は横書きなので容易にできますが、未界では縦書きなのでちょっと作業が増えます。まずは全力で!や?を複数打ち込みます。次に打ち込んだ!や?たちをドラッグし、上の方の「書式」から「拡張書式」を経由して「縦中横」をクリックします。すると、!!が!!に変身してくれるのです。
ただ、!や?を重ねるのは見た目的に二つが限度です。
※vista使用者のみなさんへ
持っていった未界書式をvistaで使うと何とも訳のわからない状態になってしまう恐れがあります。vistaで書いたWordの原稿を「2003・98形式で保存」にしましょう。
あるいはメモ帳に書いた原稿を部室に持ってきて、部室内のパソコンにある未界書式に貼り付けて「名前をつけて保存」でもOK
※Kingsoft Writer使用者の皆さんへ
Kingsoft WriterはWordと互換性がありますが、⑧にある「拡張書式」「縦中横」が存在しないため、部室内パソコンで作業することをオススメします。
※一太郎の使用禁止
一太郎で執筆した文章を未界書式に貼り付けている人がいますが、ページ数に狂いが生じますのでやめましょう。
最後に
新入生が初めて出した作品は合評会での合評対象となります。
よろしくお願いします。