こんにちは、水瀬游です。
去る5月3日、HGU文学会ではOG・黒川未々さん主催の下、初めての試みとして歌会に挑戦いたしました。お菓子を食べながら楽しく行われた今回の歌会ですが、作者を伏せた上で遠慮なく互いの作品を批評し合うというスタイルは、部員たちにとって初めての経験で、良い刺激になったように感じています。
参加者は、灰撒しずる・越智水亮・水瀬游・木藪家朗・高坂ゆん・てぃん・雨宮透子の7名(敬称略)。そこに主催を加え、計8人で開催されました。
出揃った短歌は以下のとおり。
A 春一番緑のにおい便乗し膨らむカーテン陽をつつむ
B コンタクトレンズみたいな花びらでふたりの距離はぼやけていった
C 春の陽に光り輝く朝露が明るい未来をそっと囁く
D ごうごうと列車と共に駆ける夜布団の中はひとり寂しい
E 春に逝(ゆ)き 僕は裸足で夢を見る 去(さ)らば桜よ 縁(えん)あらば、また。
F ストーブは消えていたけど床温(ぬる)く。「春を踏んだの」足裏に問う
G 春はどこから来るの? と問う君の体温が雪を溶かすのを見た
H 春宵に白い上掛け蹴る若菜へそは出してもはなは垂れない
さて、どれが誰の作品でしょう……?
黒川さんのブログに詳しい報告が書かれていますので、ぜびご一読下さい。
http://31kurokawa31.go-th.net/
今後も在学生主導で継続的に開催していければいいですね。