北海学園大学文学会

北海学園大学文化棟3階すみっこサークル 年4回の部誌発行と合評を主な活動としています。 twitter:@MikaiHgu

2014年11月

こんにちは、一週間ぶりです!時雨です!
今日の記事は前回告知していたように、先日行われた合評会、そして座談会をご紹介しますよ!

さて、今回のテーマは「浮」!みなさんは「浮」という言葉からどのようなものを想像するでしょうか~?
今号の未界153号「白」には、「浮」という言葉をテーマに据えた作品が4つ集まりました!
そのうちの三作品、

・『憂き世、知らぬ世』河岸景都
・『浮世のしがらみ』西木栗
・『浮遊する思考』てぃん

と、あともう一つ、本編として153号「白」に掲載されている

・『リンドウ・カプリチオ』雪うさぎ

について、文学会メンバー各々が書評を寄せ合い、合評会をおこないましたよ!
それに伴いテーマ投票もおこなわれました!これにつきましては、文学会Twitterアカウントの方に結果が乗っていますので、そちらの方をご確認ください~



そして今回は合評会後に新たな試みとして、座談会を開きました!
この座談会は、「様々な意見に触れ合うことで、より良い創作活動をおこなっていこう!」ということで、以下の点について話し合いがされましたよ!

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①自身が合評する際に着目している点
②普段どのようにして作品をつくっているのか 


①について、私たち北海学園文学会は、部誌である未界を発行した後に、合評会を開いています。
「他の方々はどこに着目して書評をつくっているのか?」というのを聞くことによって、合評会をより充実したものにしよう、ということで45分間話し合いがされました!
またそれだけではなく、書評全般のことについても話が広がっていきましたよ!
その中で出された内容、その一部をご紹介しましょう!


・文章を見る(文章の流れや、比喩などの文章技巧)

・文章に関しては三人見直しがなされているので、合評では内容を見る
(私たちの文学会では未界に作品を提出後、三人による文章見直しをおこなっています)

・客観性と主観性の問題 (その線引きはどこか?)

・小説としての基盤がしっかりしているか(ジャンル等、作者の書きたいものがぶれていないか)

・本文を三度読み、意見はしっかりと具体化し、それを伝える
(その際、それが客観的な意見なのか、それとも主観的な意見なのかも相手に伝える)

・作品の改善点を考える(また、その作者の持ち味を生かすにはどうしたらいいのか?)

・作品としてのまとまりを見る(文章と内容が噛みあっているのか)


などなど……とにかく、様々な意見がでました!

そして②、これについても45分間話し合いがされました!
それぞれの作者によっても、作品の作り方はまるで違い、十人十色な意見が飛び出ましたよ!

詩の創作法に関する話に始まり、タイトルはいつ決めるか、物語の枠組みをどこから作っていくのか、ストーリーをどこまで固めてから書いていくか、どういったときに発想を得るか、またどういうときに小説を書く意欲がわいてくるか、などなど……充実した45分間でした!

とにかくそれぞれの作者によって書き方が違い、もうここにはまとめきれないくらい多種多様な創作方法が語られましたよ!
そんな作者たちによって生み出された未界153号は、文化棟3階、文学会の部室にて頒布中です!気になった方はぜひ、お越しください~



さてさて、いかがでしたでしょうか?以上、合評会と座談会のご紹介でした!
今年に文学界に入った自分にとっては、先輩方の様々な話が聴けて、とても実りのある座談会でしたよ!

では、今日の更新はここまでです。ここまで読んでくださってありがとうございました!
時雨でした。

はじめまして!今回からこちらのブログはてぃんさんにかわりまして、時雨がお届けしていきます!
さて、早速今回の未界をご案内しましょう。なんとなんと、未界153号は三分冊という大ボリュームになりました!以下に、その 充実したラインナップをご紹介!

未界153号「白」                                  
○本編(詩)『渾天の彼方、君を待つ』 てぃん
  置影の背中、太陽の涙
  月のデザート、雲ハウス
  空の先に、君が居る

○本編(小説)『リンドウ・カプリチオ』 雪うさぎ
  いつもかっこいい私でありたい
  恋でも友情でも
  だけど、現実は……
 
 ○企画『人外企画』
  人間以外のものから見た世界は
  きっと、私たちの知らない世界に違いない。
  「人外」の目から綴られる、不思議な物語たち
 
 ○企画『未界ポエトリィ-6th-』
  どこまでも自由な言の葉が
  きらきらぴかぴか輝くように
  書きたいことを書いたのです

 ○テーマ「浮」
  『憂き世、知らぬ世』 河岸景都
  『微睡』         くずも
  『浮世のしがらみ』  西木 栗         
  『浮遊する思考』   てぃん
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未界153号「日」
○企画『ラブレター企画』
 原初の小説、それはラブレター。
 ペンを通じて溢れ出る一方的な想いの形。
 誰もが一度は通る道、紙にぶつける愛言葉。

○企画『お花畑企画』
 道ならぬ恋にも花は咲く
 言えない思いも名もなき花も
 集めて彩る 花屋敷

○企画『あなたと私と三題噺-新入生編-』
 「これらのお話は、三つの言葉から紡がれているの」
 薬とインコと地平線。指先と氷と花吹雪。海と財布とオレンジ……。
 聞きましょう。新しい七つの風を。その物語を。

○153号・154号連動『ご飯を食べよう企画』
 こちらは「白」と「日」に掲載されています。
 こちらはコラムの形式をとっており、それぞれの作者が
「食べ物」について思うままに書いています。
 154号にも掲載される予定です。
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未界153号「夢」

○企画『あなたと私と三題噺-上級生編-』
 「これらの小説は、三つの単語から構成されているんだ」
 森とステンドグラスと万年筆。喪服と路地裏と少年。ピアノと牢と口約束……。
 行こう。十八の物語に今、飛び込め。
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……さてさて、いかがでしょうか?こうして書き起こしてみると、本当にボリュームがありますね!
未界153号はいつものように、文化棟3階、文学界の部室で頒布していますよ~!
興味のある方は是非、お立ち寄りになってください!

そして未界153号の発行に伴い、合評会が開かれました!
そのうえ今回は合評会の後に、新たな企画として座談会も開かれましたよ!
この詳しい内容につきましては、あらためて次の記事でご紹介したいと思います!
しばし、お待ちを~
 

 

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