北海学園大学文学会

北海学園大学文化棟3階すみっこサークル 年4回の部誌発行と合評を主な活動としています。 twitter:@MikaiHgu

2015年09月

こんばんは!広報てぃんです。
本日は、最新号未界156号【紫】【蘭】についてご紹介させていただきます。お付き合いいただけたら幸いですヽ(*´∀`)ノ

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まずは【紫】

『青き春の哀歌』佐倉宗一郎
まだ見ぬ場所へ飛びたて
そう言われ
人はから堕ちてゆく
→前号では詩を魅せてくれました佐倉宗一郎先生。今号では短歌を詠んでおります。言葉選びと共感を呼ぶ歌がいくつも発表されました。

コラム【ゆめの話】てぃん

『ギロチンロール』アカンネ
少年
    飛翔しちゃって
             エゴイズム
→起きて、『飴波倫吾』にならなくてはならない。僕の在りたいように在ることを大人たちが許さない。かなしみのない じゆうなそらへ つばさをはためかせてゆけたのなら――。

コラム【ジャニーズに触れて】西木栗

『僕らの探偵ごっこ』てぃん
ホップステップで二段飛び
一人がダメなら二人でさ
僕らは唯一の相棒になる
→「キス通り魔事件?」それは学園を揺るがす大?事件。「なあ、犯人探しをしようじゃないか、相棒」それは僕の穏やかで平凡で愛おしい放課後を手放す悪魔の誘い文句。

コラム【おとめちっく入門】くずも

『情を騙るなと言うけれど』西木栗
不明確不明瞭
とらえどころのない概念
大切だとは思ってなかったのに
→最後に話したのは、彼が殺される前日の放課後だった。事件が起きたのは、キナが『因縁者』だから?いいや違う。キナの話を聞いた僕にはもう分かっていた。どうして気が付かなかったのだろう。入学してから、今まで。

コラム【プレゼントと紙もの】河岸景都

『英雄と獣』くずも
生きることも 死ぬことも
何ひとつ分からないままであったから
孤独な英雄は、獣を飼うことにした
→――しにたくない。でも、しねない。英雄ルナルカは老いてなお「英雄」としてアルディアナ帝国に在った。食べ物が喉を通らなくても、体が思うように動かなくても、生にしがみついていた。だが、ヴァルとの出逢いがルナルカを、アルディアナ帝国の歯車を狂わせていくのだった。

コラム【人生で一度はやりたいこと 1】泡鮪

会話文企画
紡がれた言葉たちはね
たくさんの意味を持っているの
――貴方の物語を教えて?



続いて【蘭】です!

未界ポエトリィ-7th-
自由言葉を紡ぐことを
生きることと同じくらい大事にしたい
――の企画、回目。

コラム【人生で一度はやりたいこと 2】泡鮪

リア充企画
酸いも甘いも経験
重ねるうちに好きになる
との日々を行く

コラム【午前十時に映画館へ】河岸景都

テーマ『生』
「二階隅っこの正体」如月瑠唯
「生地」四条筑紫
「時間壊死」アカンネ
「巡りの翔破」月城咲久夜
「お早めにお召し上がりください」端乃ちかこ
「隣り合った世界で」柊耀音
「タンポポの日々」ちせめのせ
「変奏」佐倉宗一郎
→今回のテーマには一年生の作品が三つもあり、新鮮さを強く感じました。入部時点での経験値に差はあると思いますが、それは新入生だった誰しもが通る道です。これから目標を持ってどんどん成長していってほしい、と思う広報てぃんでした。


さて、今回の二分冊はとってもボリュームのある仕上がりとなりました。こちらも十月祭で頒布したり、図書館に置かせていただいたりするのでぜひ手に取っていただけたらな、と思います。
長々とお付き合いありがとうございました。
てぃんでした。


こんばんは!夜も更けてまいりました。最近めっきり寒くなってしまいましたね。すっかり秋です。広報てぃんは札幌に越してきて三年目となりますが、今年の夏が一番短かったような気がします。
風邪など、体調に気をつけて後期に備えましょうね!!

さて、つい先日156号の合評会が終了いたしました!残すところ部誌の発行&合評会は二回となっています。一年もとても早いものですね。155号は大変遅ればせながらの宣伝となりますが、お付き合いいただけると嬉しいです。
十月祭で手にとることもできるので、気になる作品がありましたらぜひお願いいたします~!

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『演技』佐倉宗一郎
末期の身体のその少女は、
降る中をただ歩き、
騎士の演技を真似して眠る
→本作は詩に挑戦した佐倉宗一郎先生。練り上げられた世界観、誰もが一度は経験したことのある気持ち、選ばれた言葉の数々……全てが胸にやわらかく、時に鋭く突き立てられます。

コラム【二と三の幻】河岸景都

『Tell me』雪うさぎ
へのは届かない
だからこそ気になって
だけれども恋をする
→悟り悟られ恋騒動。高校生のきらきらで、甘酸っぱくて、もどかしい青春の日々。でもきっと、悟られの私がシンデレラの彼を迎えに行くって信じている。

コラム【What is 超能力?】泡鮪

『大人になるまでの幾日幾夜』榊麻里
日が昇ってまた降りて
一日一日が繰り返されて
僕は汚くなって
→僕が初めて女装したのは、中学二年生の頃だった。序文のインパクトだけじゃない。繊細な心理描写が光る一作。普通って?普通じゃないって?何だろう。答えを得ようとするのなら、きっと何かを失うのだろう。

コラム【マーキュリー・ファー】てぃん

ミステリ企画
多くの手紙に奇妙な殺人、不思議な怪盗
少女たちの過去と、歌舞伎での殺人事件……。
そんな《》にまつわる五つのミステリ

コラム【あとがきおぼえがき】榊麻里

テーマ『外』
「さようなら、ゴーテル」河岸景都
「ハコのなかみ」てぃん
「天帝は愛の戯れ」萩野荻斗
「一つの出逢い」如月瑠唯
「二人の演技」佐倉宗一郎
「まぼろしの」端乃ちかこ
「瞬刻の塔」くずも
「輝く檻を吊るす」西木栗
→2、3、4年生の多彩な作品がそろい踏み。どの作品が一位をとってもおかしくはないレベルです。ぜひご覧下さい。



さてさて、今回は155号についてご紹介させていただきました。明日は最新の156号を紹介させていただきたいと思います!明日もぜひチェックしていただけると幸いです。
お付き合いありがとうございました。
てぃんでした。

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